ニュース 2022.03.09 偽の警告画面や警告音に気をつけて!サポート詐欺に注意。
2月24日、国民生活センターは、近年、多くのサポート詐欺に関する相談が寄せられていると公表した。
サポート詐欺とは、パソコンやスマートフォンなどの端末でインターネットを使用していると、急に「ウイルスに感染している」といった偽の警告画面や警告音が出てきて、電話をかけるよう促し、有償サポートやセキュリティソフト等の契約を迫ってくるというもの。
数年前はクレジットカードでの支払いが多く見られたが、最近は、プリペイド型電子マネーでの支払いを求められるケースが急増しているという。
同センターは、トラブルに遭遇したと感じた時や不安になった時には、最寄りの消費生活センターへ相談するよう呼びかけている。
最寄りの消費生活センターがわからない場合は消費者ホットライン「188」番にかけるとよいだろう。覚え方は、「188(いやや!)」である。
判断が難しい場合は周りの人に相談を!
最近は、60歳以上の消費者が契約当事者となる相談が増えてきているという。
しかし、普段インターネットを使い慣れている若者も、突然「ウイルスに感染している」と表示されれば、焦ってしまう人も多いのではないだろうか。
「本当にウイルスに感染していたらどうしよう」と考えてしまって、無視することができずに電話をかけてしまえば、巧みな話術でさらに不安を煽られ、お金を払ってしまう可能性もある。
しかし、一度払ってしまったら、次々と支払いを求めてくるケースも考えられるのだ。
「コンビニの店員に詐欺と気付かされ被害に遭わなかった」という事例もあるため、他の人の意見を聞くことは非常に有効な対策だといえる。
判断に自信がない場合は、家族を含む周りの人に相談すると被害に遭う可能性も低くなるだろう。
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そのセキュリティ警告画面・警告音は偽物です!「サポート詐欺」にご注意!!-電話をかけない!電子マネーやクレジットカードで料金を支払わない!-
https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20220224_2.html
TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock
