ニュース 2022.01.21 ドコモとソフトバンク、詐欺サイトへ誘導するスマートフォンSMSの自動拒否機能追加へ
NTTドコモとソフトバンクは、1月13日、2022年3月中旬より、利用者を詐欺サイトへ誘導しようとするSMS(スマートフォンのショートメッセージ)の受信を、自動で受信拒否する機能の提供を開始すると発表した。
同機能は、SMSを利用したフィッシング詐欺「スミッシング」防止のためのもの。機能は自動追加されるため、利用者は申し込みを行う必要はない。
利用者がついアクセスしてしまう緊急度を装うSMS、通信業者各社が対応へ
SMSを悪用して個人情報を窃取する詐欺は、ドコモやソフトバンクなどの通信業者、あるいは、Amazonや宅配業者、クレジットカード会社など、いつ連絡が来てもおかしくない、身近な業者を装ってメッセージを送ってくる。
メッセージの内容も、利用者の行動を煽るため、緊急事態かのように見せかける。
「請求情報の確認」「荷物の住所が不明」「クレジットカードが不正利用された」など、もし本当だったらと思うと、一瞬躊躇しつつもアクセスせずにはいられない人も多いだろう。
こうしたメッセージに反応し、アクセスしてしまうと、スマートフォン内の個人情報を読み取られてしまう可能性が高い。
利用者が注意することも大事だが、通信業者などの機能追加も必須な状況といえる。同様の機能追加は、ソフトバンクも同じく春頃に提供する予定で、KDDIは導入を検討中。
【関連リンク】
・迷惑SMSは受信拒否 ドコモとソフトバンクが春に機能追加へ フィッシング詐欺対策で(IT Media)
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2201/13/news152.html
TEXT:セキュリティ通信 編集部
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