ニュース 2022.01.23 よく知っているホームページに現れる「ウイルスに感染しています」という偽メッセージ
週末や春休みになったら、どこかに行きたい。
そう思いながら、動物園や博物館、美術館など、慣れ親しんだホームページを訪れては、近況を確認したり、計画を立てたりする人は、少なくないだろう。
しかし、よく知っている、いつも見ているホームページであっても、そこから不正サイトに誘導される可能性があることは知っておいたほうがいい。
仙台・宮城ミュージアムアライアンス事務局は、12月22日、同組織が運営する仙台・宮城の博物館情報サイト「見学楽学」が、一時、不正に改ざんされていたことを発表した。
改ざんされていた期間は、12月19日5時20分から12月21日13時30分で、現在は復旧している。
「ウイルスに感染しています」というメッセージに焦らない。ソフトウェアのダウンロードを求められたら要注意
仙台・宮城の博物館情報サイト「見学楽学」の改ざんは、ユーザーがサイト内の情報にアクセスすると「ウイルスに感染しています」という偽の警告を表示するものだった。
フィッシング詐欺など、偽サイトや偽メッセージに騙されないよう充分注意をしている人も、「ウイルスに感染しています」という警告には、驚いて、指示に従ってしまう可能性もあるだろう。
しかし、安易に指示に従えば、個人情報の入力を求められることは無いものの、パソコンやスマートフォンに、ウイルスの入ったソフトウェアがダウンロードされるといった被害に遭うことになる。
「個人情報を入力させる」「ソフトウェアをダウンロードさせる」という行為は、必ず、偽情報の可能性を疑っておいて損はない。
【関連リンク】
・博物館情報サイトが改ざん - 不正サイトへ誘導(Security NEXT)
https://www.security-next.com/133074
TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock