ニュース 2021.12.19 子どもたちのメンタルヘルスケアで「Instagram」にペアレンタルコントロール機能追加
米Meta(旧Facebook)は、12月7日(米国時間)、傘下の画像共有アプリ「Instagram」において、若者のメンタルヘルスを守る目的で、ペアレンタルコントロールなどの新機能を追加することを発表した。
保護者が子供たちのアプリ利用時間などを制限できる管理機能は、対象年齢を13歳から18歳に設定。2022年3月から利用可能になる。
Instagramから離れられない子供たちに、ペアレンタルコントロールは機能するか
現時点でも、12月7日から、米国、英国、カナダ、オーストラリアなど6カ国で簡易的な利用制限機能は追加されていて、2022年初頭までには、日本を含む全世界に広げる予定だ。
この利用制限は、設定画面で休憩までの時間を10分、20分、30分のどれかを選べるようになっている。
設定した時間がくると、休憩など他のことをするように促す画面が現れる。つい没頭してしまう子供には、気づきが得られるという点で有効なのかもしれない。
但し、設定した時間が来る前にアプリを離れると、設定はリセットされてしまうという。
3分使って、他のアプリを除き、また3分使って、というように10分に満たない使い方を繰り返した場合、この機能は役に立たないことになる。
結局のところ、アプリから離れるのは気力との闘いになってしまうわけだが、これが保護者が設定する利用制限で効力を増すことができるのか。どんな機能になるのか注目が集まっている。
【関連リンク】
・Instagram、保護者による時間制限などを可能に(CNET Japan)
https://japan.cnet.com/article/35180533/
TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock