ニュース 2021.12.16 Zoomクライアント、ソフトウェアアップデートの自動更新機能を追加
ソフトウェアアップデートが重要なのは、セキュリティ対策としても、また、サービス享受の上でも当然のことのようだが、問題なく使えているうちは、更新することに無頓着な人が多いのも事実だろう。
Web会議サービスを提供する米Zoom Video Communications は、11月29日、個人向けのデスクトップ版クライアントアプリに自動更新機能を追加したことを発表した。
Windows版とmacOS版のみ対応で、Linux版には対応していない。
Zoom、自動更新機能でタイムリーに脆弱性を修正する
Zoomのソフトウェアアップデートは月1回。
サービスがアップデートを行う際には、新たな機能が使えるようになっていたり、脆弱性の修正が施されるなど、重要な更新を行っていることが多い。
そのため、提供サイドとしては、ユーザーには常に最新バージョンのソフトウェアを使用してほしいものだが、これまでのZoomクライアントは手動で更新しなければならず、ユーザーが積極的にならない限り更新は行われない状態だった。
しかし、今後は、自動更新機能が追加されたことで、ユーザーが同機能をONにしてくれさえすれば、利用者は意識することなく常に最新版を入手し、安全にアプリを利用することが可能になる。
こうしたなか、11月30日、Zoomクライアントにまた新たな脆弱性が発見された。米ZVCは、改めて最新版を使用するようユーザーに呼びかけている。
【関連リンク】
・Zoom、クライアントアプリに自動アップデート機能を追加(ITmeia)
https://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/2112/01/news184.html
TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock