ニュース 2021.12.12 Twitterプライバシーを守る対策強化。本人の承諾がないプライベート写真や動画の投稿禁止を発表
SNSが、悪意をシェアする場にならないようにするためには、運営ポリシーを改定するなどしながら、注意深くユーザーの行動を見守っていく必要がある。
Twitterは、11月30日(米国時間)、個人情報に関するポリシー(private information safety policy)を改定し、全世界同時に適用を開始した。
これまでも、個人の住所、連絡先、本人しか知り得ない医療記録などの個人情報を本人の承諾なくTwitter上で共有することを禁じている。今回はこれに加え、個人の写真や動画についても許可なく投稿することを禁じるとした。
写真や動画の投稿前に、本人の承諾を得ているか否かを確認するステップは設けられていない。しかし、投稿を承諾していないという申し出があった場合、その投稿は削除されるという。
Twitterでの嫌がらせ行為などは我慢せずに通報しよう
Twitterは、悪意ある投稿をするアカウントに対しての措置を「ヘルプセンター」ページで公開している。
誹謗中傷など、常軌を逸した危険な投稿と判断された場合には、すぐにアカウントが永久凍結される場合もある。しかし通常は、投稿者への警告から始まる。
違反行為があるとされる投稿を一時的に非表示にするなどし、その上で、なぜその投稿が違反行為なのかを投稿者に説明しながら削除を求めるため、一方的な削除要請にはならない。
他人の投稿で嫌な思いをしている人は、我慢することなく、直ちにTwitterに通報するなどして対策をとることが可能であり、必要だ。
【関連リンク】
・個人情報を保護する方法(Twitterヘルプセンター)
https://help.twitter.com/ja/safety-and-security/twitter-privacy-settings
・強制的対応の適用レベルと適用範囲(Twitterヘルプセンター)
https://help.twitter.com/ja/rules-and-policies/enforcement-options
TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock
