ニュース 2021.11.29 Windows 10、2025年秋のサポート終了まで機能更新は年2回から年1回へ
米Microsoftは、11月16日(現地時間)、Windows 10の大規模アップデートである「Windows 10 November 2021 Update(バージョン 21H2)」の機能更新プログラムの提供を開始した。
今後の機能アップデートは、年2回から年1回になるという。
同社は、10月5日、Windows 10の後継OSであり、最新OSでもある「Windows 11」を正式リリースしているが、Windows 11の大型アップデートは年1回になることが伝えられており、Windows 10の機能更新もこれに合わせる形だ。
Windows 11へは無料でアップグレード、必要なスペックを満たす必要あり
Windows 11は、Windows 10の「Windows Update」経由で行うことができる。提供は順次行われていて、全ユーザーへのアナウンスが完了するのは2022年半ばの予定だ。
元々は、Windows 10の定期更新の一つとして計画されていた機能アップデートだったが、セキュリティ対策を強化するなど大規模な変更が生じたことから、新OSとしてリリースされることになったという。
こうした経緯から、今回のアップグレードは無料で提供される。但し、全てのパソコンがWindows 11にアップグレード可能なわけではない。
CPUの性能など、新OSを正常動作させるための機能条件は幾つかあるが、自分のパソコンのスペックに詳しくなくても心配はいらない。
パソコンの「設定」から「Windows Update」へ遷移すると、Windows 11にアップグレードが可能なパソコンには、「このPCでWindows 11を実行できます」といったメッセージが表示される。
この通知が表示されていない場合は、対象外の仕様の可能性もあるが、アップグレードは来年半ばまでに順次行われていくため、定期的に確認しにいくとよいだろう。
【関連リンク】
・Windows10大型アップデート開始 今後は年1回に(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC1919A0Z11C21A1000000/
TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock
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