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Google、YouTubeの低評価(dislike)サインを削除ではなく非表示にすることを発表

ニュース 2021.11.25 Google、YouTubeの低評価(dislike)サインを削除ではなく非表示にすることを発表

Googleは、11月11日、YouTubeの投稿動画への低評価(dislike)数を非表示にすることを発表した。発表同日より順次展開していく。

低評価ボタンは従来通りに存在する。

視聴者は、低評価をタップすることにより、自身の好みをシステムに伝えることができるため、オススメ動画の指標作りに役立てることができる。投稿者は、視聴者の評価をマーケティング解析データとして活用することが可能だ。

こうした使い方を見ても、低評価のサインは、視聴者、投稿者、どちらにとっても意味のある表示であることは間違いない。

今回の非表示対応は、低評価の存在を懸念したためではなく、低評価の数を示すことに課題があるという判断のようだ。

実証実験でわかった、低評価の非表示だけで変化する視聴者の行動

同社の発表によれば、今回の対応は、動画投稿への低評価サインをクリエイターへの嫌がらせ行為として利用する例が散見されたためだという。

高評価も低評価も、自動表示されるオススメ動画をカスタマイズするための便利機能として活用することができる。

しかし、その評価数が示されていることで、自分のための評価付けではなく、動画投稿者へのメッセージ、未だ動画を見ていない第三者へのメッセージ、という意識が強くなっている可能性もある。

実際に、同社が2021年初めより行っていた低評価ボタンの非表示テストの結果、クリエイターに対する低評価は減少したという。

YouTubeは、クリエイターを守るための策の一つとして今回の対応を行うといい、今後も様々な取り組みを展開していく予定だとした。

【関連リンク】

・YouTube、動画の「低評価」数を非公開に--嫌がらせ対策で(CNET Japan)
https://japan.cnet.com/article/35179280/

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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