ニュース 2021.11.13 詐欺師に狙われる話題の人気コンテンツ、次は『イカゲーム』
話題のテーマやコンテンツは、すぐに詐欺師であるサイバー犯罪者に利用され、フィッシングサイトとして登場すると考えて間違いない。
例えば、特別定額給付金、新型コロナワクチン接種、世界的に人気のオンラインゲーム『フォートナイト』など、世間の話題にのぼるものは必ず、即座に偽サイトが出現し、わたしたち閲覧者を詐欺サイトへ誘導しようとしてきた。
サイバー犯罪は、様々な手口で詐欺サイトへのアクセスを促すので、気を緩めず、常に警戒しておく習慣は身につけておくことが重要だ。
そして例にもれず、現在最も話題のコンテンツとなった韓国ドラマ『イカゲーム』もまた、サイバー犯罪者に狙われるコンテンツとなっている。
サイバーセキュリティ企業のカスペルスキー(ロシアモスクワ)は、10月28日(現地時間)、米Netflixの人気ドラマ『イカゲーム(Squid Game)』に便乗したフィッシングサイトを多数確認したとして、公式ブログで注意喚起を呼び掛けた。
話題のコンテンツ『イカゲーム』もレア商品には要注意
米Netflixで公開されているサバイバル系ドラマ『イカゲーム(Squid Game)』は、2021年9月17日に全世界に公開され、大ヒットとなった。世界90カ国で視聴回数1位を獲得しているといい、日本でも11月に入った現在も総合トップ10で首位をキープしている状況だ。
このドラマを悪用したフィッシングサイトでは、登場人物の衣装を販売すると謳った偽サイトに誘導したり、本編の映像ファイルを「トロイの木馬」としてダウンロードさせる手口などが使われているという。
詐欺サイトでのネットショッピングやコンテンツのダウンロードによる被害は、自分だけでなく、ネットでつながった周囲の人々にも悪影響を及ぼしてしまう可能性がある。さらに、口座情報などの個人情報を窃取され、悪用される可能性も高い。
ドラマや映画、ゲームなど、お気に入りとなったコンテンツに傾倒すると、レアグッズや裏コンテンツなど、様々な情報やモノが気になり始めることがあるだろう。
しかし、アクセスやダウンロードを促すサイトには、くれぐれも充分注意しておく必要がある。関連情報、関連商品の取得は、公式サイトからのみにとどめておくことを、強く推奨する。
【関連リンク】
・サイバー犯罪に利用される『イカゲーム』(カスペルスキー)
https://blog.kaspersky.co.jp/squid-game-related-threats/31880/
TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock
- tag