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NTTと東京オリパラ大会組織委員会、2年以上に渡るサイバー攻撃対策を説明

ニュース 2021.11.11 NTTと東京オリパラ大会組織委員会、2年以上に渡るサイバー攻撃対策を説明

NTTは、10月21日、「東京オリンピック・パラリンピック競技大会におけるNTTの取組について」と題した報道陣向けオンライン説明会を開催した。

同説明会において、NTT執行役員セキュリティ・アンド・トラスト室長 CISO(Chief Information Security Officer) 横浜信一氏は、競技大会期間中に検知したサイバー攻撃とみられるシグナルは、約4億5,000万回に及んだが、大会に支障をきたすインシデントは発生しなかったと説明。

2012年のロンドン大会でのサイバー攻撃数は約2億回で、2倍以上の攻撃数だったことになる。

NTTグループ社員1万人が運用サポート、東京オリンピック・パラリンピックのサイバーセキュリティ対策

東京2020大会の期間中、NTTは、放送用回線、大会用データ回線、WiFiアクセスポイント、携帯電話など多くの情報インフラを提供したほか、グループ社員1万人あまりが運用サポートを担当。

また、サイバー攻撃への予防策を万全にしたうえで、レッドチームとよばれる疑似サイバー攻撃チームを編成し、対策の検証なども行った。

大会組織委員会によれば、2019年3月にセキュリティ監視センターの運用を開始していたが、同年11月から2020年1月にかけて、IOC会長や組織委員会事務総長になりすますなど不審なメールが多数検知され始めたという。

NTTと大会組織委員会は、東京2020大会の開催が危ぶまれるなか、セキュリティシステムの導入、スタッフの育成と実践演習、海外を含めた関係機関との連携など、2年以上に渡り、継続的に危機意識を高め続け、安全な大会運営を目指してきたと報告した。

【関連リンク】

・東京2020のサイバー攻撃は4.5億件、重大事故は皆無--NTTらが報告(ZDNet Japan)
https://japan.zdnet.com/article/35178388/

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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