ニュース 2021.11.03 トランプ氏がオリジナルSNS「TRUTH Social」作成中、大手SNSアカウントを凍結された反撃
Donald Trump前米大統領は、10月20日(米国時間)、独自の新しいソーシャルネットワークアプリ「TRUTH Social」を立ち上げることを発表した。
同発表は、Trump氏が2021年2月に設立した新会社Trump Media & Technology Group(TMTG)のプレスリリースを通じて行われ、そのなかで、新アプリをリリースする目的は、FacebookやTwitterなどビックテックへの反撃だと伝えている。
Trump氏は、2021年1月6日に発生し、死者をだした連邦議会議事堂襲撃事件のあと、主要ソーシャルメディアであるFacebook、YouTube、Twitterから、利用規約違反であるとしてアカウントを凍結され、締め出されている。
トランプ氏の独自SNSアプリ「TRUTH Social」はライセンス違反していた
TMTGのプレス発表によれば、新SNSアプリは、TMTGとSPAC(特別買収目的会社)との合弁により設立された新会社Digital World Acquisition Corpを通じてリリースされる予定で、2021年11月に試験公開、2022年第1四半期に、招待されたユーザーのみが利用できるスタイルで全米に向け正式展開する。
「TRUTH Social」は既にウェブサイトもあり、リリース待ちの人のためにウェイティングリストへの登録画面もあるといい、着々と進んでいるようにも見える。
ところが、一方で、「TRUTH Social」はオープンソースSNS「Mastodon」のソースコードを流用して作成されたものだと「Mastodon」開発者であり管理人のEugen Rochko氏が証言。ライセンス違反との指摘もあり、今後の行方はわからない状況だ。
【関連リンク】
・トランプ氏、新SNS「TRUTH Social」を発表--「ビッグテックの専制に立ち向かう」(CNET Japan)
https://japan.cnet.com/article/35178407/
TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock