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JALプラザ有楽町店、店員にススメられるのはオンラインショップで観ていた商品?

ニュース 2021.10.23 JALプラザ有楽町店、店員にススメられるのはオンラインショップで観ていた商品?

日本航空(東京都品川区)、JALUX(東京都港区)、NRIデジタル(神奈川県横浜市)の3社は、10月8日、JALプラザ「TABITUS+STATION有楽町店」の店舗利用者を対象に、新たな買い物スタイルの実証実験を開始したことを発表した。

実証実験は、店舗を訪れた利用者が、同時にオンラインサービスも活用し、オンラインとオフラインの境界線を感じることなく、スムーズに購買体験価値を高めることが可能かを試すものだという。

リアルタイムオファーの実証実験、距離センサーと顔認証でわかる購買意欲

店舗で実施するのは、利用者の行動に応じたリアルタイムオファー。

同実験への参加に同意した利用者は、Webサイトで購買行動に関する情報を事前登録するほか、来店前のWebサイト閲覧状況も顧客行動として記録される。

店舗到着時には、スマホで入店を記録。

その後、店内の商品棚に設置された距離センサーや顔認証機器を通じて、滞在時間や行動が記録され、分析される。

この一連の購買行動分析から、利用者のニーズを推定することが可能となり、リアルタイムで、商品情報・クーポン発行・店員からの声がけなどを行えるようになるという。

同実験には、野村総合研究所(NRI)の子会社であるNRIデジタルが開発したSaaSインテグレーションサービス「OMO OnBoard」を採用する。

OMOとは、Online Merge with Offlineという言葉の略称で、同実証実験のようなオンライン行動とオフライン行動を同一線上にある顧客体験としてとらえ、顧客体験の価値向上を目指す手法として注目されている。

顧客評価は、退店後のアンケートにより行われる。

【関連リンク】

・NRIデジタル、JAL系店舗で新たな顧客体験の実験(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC116DF0R11C21A0000000/

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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