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NTTドコモ、ギフトカード詐欺発生で1200人が被害

ニュース 2021.10.19 NTTドコモ、AppStore & iTunes・Google Playのギフトカード詐欺発生で1200人が被害

NTTドコモは、10月2日、ドコモオンラインショップに不正アクセスがあり、利用者になりすました不正購入が発覚したとして注意喚起を行った。

同社によれば、「ドコモお客様センター」を装ったSMSのメッセージが出回っており、SMS内のメッセージに誘導された利用者が、リンクをクリックして不正アプリをインストール。情報を窃取されたのは、4桁のネットワーク暗証番号など、個人情報を入力したことが原因だという。

SMSのメッセージは、「ご利用料金のお支払い確認が取れておりません。ご確認が必要です」といった内容で、dアカウントの停止を騙るなどし、偽の「NTTセキュリティ」「NTT DOCOMOセキュリティセンター」サイトに誘導するものだ。

悪意のある第三者は、ここで入手した情報を悪用し、ドコモオンラインショップで「App Store & iTunesギフトカード」や「Google Playギフトコード」などを不正に購入しているという。

ギフトカード詐欺の被害総額1億円、NTTドコモが全額保証

被害者数は、10月1日時点で約1,200人。被害額は約1億円に及ぶ。

NTTドコモは、被害に遭った利用者に対し、被害内容が確認できれば、被害金額を全額補償するとした。

ギフトカード詐欺は、米国でも頻発していて問題になっている。米連邦取引委員会(FTC)は、ギフトカードの番号などを確認する電話は全て詐欺だと注意喚起を促すほどであり、FTCに報告された事例の被害総額は、2019年までの5年間で9,350万ドル(約100億円)以上にのぼる。

しかし、Appleは、被害に遭ったユーザーに対し「返金不可」と回答。これに対しユーザーは、少なくとも、Appleが得ている30%の販売報酬は返金が可能なはずだとし、集団代表訴訟も提起しているという。

被害額が補償されるかどうかも気になる問題だが、たとえ補償されたとしても、詐欺に遭えば面倒であることは間違いない。

支払いの催促など、メッセージへのアクセスを焦らせる文面には、充分に注意するよう、徹底しておくことが必要だ。

【関連リンク】

・【お客さまへの注意喚起】「NTTセキュリティ」などを装ったフィッシングSMSや不正なアプリによるドコモオンラインショップでのApp Store & iTunesギフトカード等の不正購入発生について(NTTドコモ)
https://www.nttdocomo.co.jp/info/notice/page/211002_00.html?icid=CRP_INFO_anti-phishing_to_CRP_INFO_notice_page_211002_00

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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