ニュース 2021.10.10 ソフトバンクのDX戦略、社員のIT知識向上にむけトレンドマイクロと協業
ソフトバンクとトレンドマイクロは、9月22日、ソフトバンクの社員をサイバーセキュリティ人材として育成する新たなプロジェクトを開始したと発表した。
ソフトバンクの対象社員は、約200名。商品開発、マーケティング、営業など各部門のセキュリティ推進担当者が参加する。
ソフトバンク向けにカスタマイズ、トレンドマイクロのセキュリテイ人材教育プロジェクト
目指すのは、社員が正しくセキュリティ対策の知識を持ち、顧客の資産や社内のデータを保護する力を身につけること。
さらに大切なのは、新商品や新サービスの企画推進にもその知識を適切に活用できるようになることだ。
サイバー犯罪は、常に新たなウイルスが出てくることから予測できない部分も多い。
そのため、商品についても、自社のシステムについても、起こりうるリスクを把握し、問題を回避する策を立てておくことのみならず、問題が起こってしまった際の体制や対策についても把握しておく必要がある。
同プロジェクトで活用するプログラムは、トレンドマイクロのサイバーセキュリティ・イノベーション研究所の新サービス「サイバーセキュリティーナレッジトレーニング-DX推進担当者向け」をベースとしていて、ソフトバンク向けにカスタマイズした内容になっているという。
セキュリテイ対策の知識を身につけたIT人材は、どの組織にも必要不可欠だが、その性質はさまざまだ。
商品にもその知識を活かすとなれば、自社システムを守る以上の知識も必要になるだろう。
企業ごとにカスタマイズできるIT人材育成プログラムは、今後益々重要になっていくと言える。
【関連リンク】
・トレンドマイクロのDX推進担当者向けセキュリティ教育をソフトバンク社員200人に実施(ScanNetSecurity)
https://scan.netsecurity.ne.jp/article/2021/09/27/46344.html
TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock
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