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PR TIMESへの不正アクセス、プレス発表前の情報流出は871件

ニュース 2021.10.03 PR TIMESへの不正アクセス、プレス発表前の情報流出は871件

プレスリリース配信代行サービスのPR TIMES(東京都港区)は、7月に公表していた発表前のプレスリリース情報が、閲覧可能な状態で不正取得されていた問題で、9月22日、前回発表時の258件に加えて新たに699件のファイルが流出していたことを発表した。

調査結果によれば、不正アクセスの対象となったのは、2020年11月13日から2021年7月6日にかけて配信したプレスリリースの関連情報871件。

問題は、発表前の情報が保存されていたZIPファイルのダウンロード用URLが、予測可能な文字列になっていて、URLを予測し、直接入力することでアクセスが可能だった点にある。

問題発覚後、すぐにシステムの改修を実施済みで、7月9日以降、新たな不正アクセスは発生していない。また、今回の不正アクセスで、金融商品取引法上の情報流出、会員情報の流出など、重要事実に該当する情報流出は確認していないという。

PR TIMESのPV数は好調

PR TIMESが運営するプレスリリース配信プラットフォーム「PR TIMES」の利用企業数は、4万3,000社を超え、2020年1月1日から11月30日までの期間で、18万4,050件のプレスリリースを行っている。

同社の7月の業績発表によれば、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、一時的にプレスリリース数は減ったものの業績は好調で、2021年5月はサイト閲覧数5,200万PV獲得し、現在、成長基調にあるとした。

【関連リンク】

・企業向け広報サービス「PR TIMES」で新たな情報漏えい明らかに 発表前の情報含む699件(IT media)
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2109/22/news154.html

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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