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Amazon傘下の大型スーパーでレジ無し決済システム導入

ニュース 2021.09.23 スマートフォンも不要のレジ無し店舗、Amazon傘下のスーパーマーケットで来年開始

米Amazon.comは、9月8日、傘下のスーパーマーケットチェーン「Whole Foods Market」にレジ無し決済システム「Just Walk Out」を導入することを明らかにした。

Whole Foods Marketは、現在、アメリカ合衆国をはじめ、カナダ、イギリスでも展開していて、店舗数は270以上にのぼる。今回導入を発表したのは、首都ワシントンとカリフォルニア州の2店舗で、時期は2022年とした。

店内を歩き、買いたい商品を手に持ち、そのまま退店するだけで決済完了

レジ無し決済システム「Just Walk Out」は、Amazonが開発するレジ無し決済システム。

顧客が入店時にスマートフォンのアプリ、または、手のひらをかざす生体認証を通過してから入店することで、システムが作動する。

利用者は、店内で買いたい商品を棚から手に取るだけで、周囲に設置されたカメラやセンサーが反応し、商品がカートに入ったと認識する。商品を棚に戻せば、カートから削除される仕組みだ。

最終的には、購入したい商品を手に取ったまま店舗を出ると、店を出たところで、登録済みのクレジットカードで自動決済される。

同システムを導入する首都ワシントンの店舗は、2022年にオープン予定の新店舗。但し、「Just Walk Out」の利用を希望しない顧客は、従来通りの方法で買い物をすることも可能で、そのためのレジやセルフレジも用意されるという。

レジスタッフの雇用が無くなってしまうのではという心配に対し、Amazonは、新店舗でも雇用人数が減ることは無い、とした。

システムには不具合もつきものであり、使い方が分からない利用者、エラー対応など、レジが無くてもサービススタッフは必要だ。

将来的には、一店舗辺りのコストが減ることで、店舗ごとの雇用者数は減っても、店舗が増える可能性もある。自動化は、人の単純作業に割く時間を減らすことができるという点で、有益な進化だと考えられる。

【関連リンク】

・Amazonがレジ無し店舗 傘下のホールフーズで(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN08EWD0Y1A900C2000000/

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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