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横浜市の自動運転利用、沖縄県のMaaS実証実験開始

ニュース 2021.09.20 交通業界イノベーションへ、横浜市みなとみらいエリアで自動運転利用、沖縄県ではMaaS実証実験開始

自動運転バスやタクシーの社会実装、自治体での次世代移動サービス「MaaS」の実証実験開始など、交通業界はイノベーションに向けて着々と歩みを進めているようだ。

日産自動車は、NTTドコモと連携し、9月末から横浜市で、自動運転の車を利用した配車サービスの実証実験を始める。

実験は、9月21日から6週間、横浜市のみなとみらい地区と中華街周辺エリアで行われる。サービスの利用客となるのは、公募で選ばれた市民200人。スマートフォンで乗車予約をし、市内の23か所から自動運転車に乗り込む。

実証実験は課題の洗い出しが目標のため、今回はドライバーも同乗するが、事故が起きた際の対応やシステムの責任範囲については、このあと、本格的に国土交通省の検討が始まるという。

空港から沖縄本島北西部へ、いままでにない移動手段を提案するMaaS活用移動プラン

次世代移動サービス「MaaS」の実証実験も沖縄県で始まる。

第一交通産業(福岡県北九州市)は、NTTドコモ九州などと共同で、2022年1月より、MaaSの実証実験を始めると発表した。

MaaSとは、旅行客があるエリアに到着したあと、従来の公共交通機関であるバス、電車、タクシーなどから、シェアリングサービスであるライドシェア、シェアサイクルへと効率的に移動できるように、ITを駆使して、旅行客の利便性を向上させるシステムのこと。

沖縄県の実証実験は、那覇空港近郊から本島北西部への移動には船舶を使い、港から最終目的地までは、バス、タクシー、レンタカーなどの利用を提案する。

各移動手段の予約などは、全てスマートフォンから、一つのアプリで行えるようにし、旅行客の移動時間と移動に関する手続きの時間、両方の時間短縮をはかる。

実際の導入に向けては、バスの運行情報、タクシーの位置情報など、様々なデータを整備・連携したり、効率的な提案をするためのAIの活用なども必要になる。

様々な不測の事態に備える必要もあり、課題は多いが、技術的な材料は揃っているともいえる。あとは上手く活用するのみ、という楽しみなフェーズに入ってきている。

【関連リンク】

・横浜で自動運転の配車サービス 日産自動車 公道で実証実験(NHK)
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20210909/1000069999.html

・第一交通、沖縄県でMaaS実証 ドコモなどと(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOJC083NT0Y1A900C2000000/

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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