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Messenger、暗号化オプション対応で音声やビデオ通話のプライバシーを保護

ニュース 2021.09.16 Messenger、暗号化オプション対応で音声やビデオ通話のプライバシーを保護

Facebookは、8月13日(米国時間)、メッセージアプリ「Messenger」の音声とビデオ通話のエンドツーエンド暗号化オプションに対応したことを発表した。

エンドツーエンド暗号化(E2EE)とは、プライバシー保護のために会話の内容を暗号化し、第三者には確認できないようにすることで、暗号化を使用するユーザーのみ、その鍵を持つことができる技術。

エンドツーエンド暗号化を有効にすることで、送信者と受信者以外はそのやりとりを確認することは出来なくなり、ハッカーや犯罪者に個人的な通話データやメッセージを見られないように保護することが可能になる。

但し、警察の介入が必要なケースなど規則違反がある場合には、ユーザーが求めれば開示は可能だとした。

プライベートメッセージの暗号化は業界標準機能へ

暗号化メッセージアプリの需要は世界的に高まっている。

E2EEは、Facebook傘下のWhatsAppにも利用されているが、2021年1月に、WhatsAppにプライバシーポリシーの懸念が浮上した際には、欧米で何百万人ものユーザーが別の暗号化メッセージアプリ「Signal」や「Telegram」に移行するという現象も起きた。

Facebookによれば、現在、Messengerでは、1日に1億5000万件を超えるビデオ通話が行われているといい、必須の対応だったといえる。

同社は今後、MessengerのグループチャットやInstagramのダイレクトメッセージについてもエンドツーエンド暗号化のテストを開始する予定。

【関連リンク】

・Facebook、「Messenger」の通話にエンドツーエンド暗号化を追加(CNET Japan)
https://japan.cnet.com/article/35175245/

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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