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日立と南紀白浜エアポート、保安検査場の手荷物検査にAI導入の実証実験

ニュース 2021.09.14 南紀白浜空港、保安検査場の手荷物検査にAI導入の実証実験

和歌山県の南紀白浜空港において、空港で初めて、保安検査に人工知能(AI)を導入するための実証実験が行われる。

南紀白浜エアポートと日立製作所は、空港の手荷物検査の高度化と効率化を目標に、同実証実験実施に関する覚書を締結した。期間は、8月27日~2022年3月末までを予定している。

人工知能システムと目視のダブルチェックで、危険物の見逃しリスクも軽減

実証実験で使用するのは日立のAIシステムで、現在、手荷物検査で使用されているX線画像を同システムに送ることでチェックを行う。このシステムには、日立ソリューションズの「X線検査判定支援ソフトウェア」が用いられている。

実証では、従来通りの保安検査員による画像の目視チェックに、AIシステムの確認を加えることでダブルチェックを行う。

AIシステムが異常を検知すると、検知した物品を赤枠で示すことが可能で、物品が重なっていても問題なく検知できるという。

こうした視覚支援を行うことで、危険物の見逃しリスクが減り、検査員の負担が軽減するほか、検査の効率化によりお客さまの待ち時間減少も見込める。

また、同システムは追加学習が可能なため、導入後も検査制度を向上させることが可能だ。

実験期間中に改善点を確認していき、2022年度には、外部への提供も計画している。日立によれば、同システムは、保安業務以外の空港業務では既に実用化している。

【関連リンク】

・プレスリリース:空港保安検査を支援する人工知能(AI)技術の実用化に向けた実証実験の実施について覚書を締結(日立製作所)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000041.000067590.html

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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