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FacebookなどSNS各社がアフガニスタンユーザーの個人情報保護に奔走中

ニュース 2021.09.08 Facebook、アフガニスタン情勢悪化でテロ組織のプラットフォーム利用禁止を傘下アプリにも適用へ

Facebookは、8月16日、アフガニスタン全土を制圧したタリバンをテロ集団に指定した。Facebookについては、タリバンのサービス利用を数年前から禁止し、タリバンを支持するコンテンツも排除するなど制限をかけている。

同社はこの方針を傘下のWhatsApp、Instagramにも適用するとして、8月17日、WhatsAppについて「タリバンが通信に使用していた複数のチャンネルをブロックした」と報告した。

TwitterをのぞくSNS企業、アフガニスタン国民の個人情報を守る対策に奔走

アフガニスタンの一般ユーザーを守るため、個人情報の保護についてもSNS各社が動いている。

音声SNSアプリのClubhouseは、同国ユーザーの個人情報を削除すると発表。検索でアフガニスタンユーザーのアカウントを見つけることは出来なくなる。但し、ユーザーが希望すれば、元に戻すことは可能であり、さらに、同国ユーザーのみ、仮名でのアカウント登録を許可するとした。

Facebookも、同国ユーザーについて、友達リストの検索・閲覧を一時的にできないように変更。これにより、投稿を閲覧できるのは友達リストにいる人のみとなる。

タリバンは、SNSを正当性を主張する道具として扱っている。SNS各社は、アフガニスタン国民が個人情報で検索される恐怖を回避できるよう手助けをしながら、発信の自由も確保できるよう、新たな体制構築に奔走中だ。

現在、Twitterには、こうしたテロ組織の利用を禁止するポリシーがなく、タリバンのアカウントとみられる投稿者達のフォロワー数は、合計で84万人以上に及ぶという。

【関連リンク】

・SNS各社がアフガンのユーザー保護措置、閲覧機能の停止など(ロイター)
https://jp.reuters.com/article/afghanistan-conflict-social-media-idJPKBN2FL00Z

・Clubhouse removed personal info from users’ accounts in Afghanistan as a safety measure(THE VERGE)
https://www.theverge.com/2021/8/21/22635378/clubhouse-removes-personal-info-user-accounts-afghanistan-taliban-safety

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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