ニュース 2021.09.05 特別給付金詐欺メール、総務省から個人宛にメールを送ることはありません
フィッシング対策協議会は、8月24日、新型コロナウイルス感染症のための緊急経済対策と偽った「特別定額給付金のオンライン申請」を案内するフィッシング詐欺が発生しているとして注意喚起を行った。
総務省をかたる詐欺メールがばら撒かれ、このメールから、フィッシングサイトへ誘導する手口だが、総務省も「政府からお知らせメールを送ることはない」として、注意を呼び掛けている。
給付金詐欺サイト、総務省のURLと見分けがつかないほど巧妙な文字列に
詐欺サイトは、URLや画面をチェックするだけでは、偽物だと気がつきにくい。
誘導先のフィッシングサイトは複数用意されていて、アドレスは、いずれも「https://soumui.」「https://soumu.go」など、本物のURLと見間違えてもおかしくない巧妙な文字列となっている。
サイトに使われる画像も総務省のサイトから画面コピーをして使われることが多い。そのため、私たちが見ているのは、そっくりな画像ではなく、本物のコピーを見ていることになる。
フィッシング対策協議会は、JPCERT/CCに詐欺サイト閉鎖のための調査を依頼中だが、類似サイトは今後も発生しつづける可能性がある。詐欺メールは絶対に開くことのないよう注意が必要だ。
【関連リンク】
・特別定額給付金に関する通知を装うフィッシング (2021/08/24)(フィッシング対策協議会)
https://www.antiphishing.jp/news/alert/kyufukin_20210824.html
TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock