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Googleの物理セキュリティキーラインアップからBluetoothタイプ削除

ニュース 2021.08.29 Google、物理セキュリティキーの選択肢を「USB-Aタイプ」「USB-Cタイプ」のみに更新

Googleが、8月9日、Titanセキュリティキーの選択肢を2種類のみにすると発表した。Titanセキュリティキーは、2要素認証で利用する物理セキュリティキートークン。

これまで、「USB-Aタイプ」「USB-Cタイプ」「Bluetoothタイプ」の3種類だったが、Bluetoothタイプを廃止にする。

Bluetoothより安心なNFC機能搭載モデル

Bluetoothタイプはなくなるが、代わりに、USB-Aタイプにのみ用意されていたNFC(近距離無線通信)機能搭載モデルをUSB-Cタイプにも追加。USB-Aタイプ、USB-Cタイプ、ともにNFC対応モデルを持つことになる。

NFC機能搭載のTitanセキュリティキーは、スマートフォンにかざすだけでログインが可能であり、Bluetoothよりも安全で、かつ使い方もシンプルだ。

USB-CタイプのリリースでGoogleと協力関係にあったハードウェア・セキュリティキー企業のYubico(カリフォルニア州パロアルト)は、「BluetoothモデルはNFCやUSBと同等のセキュリティレベルを満たしていない」としていた。

物理セキュリティキー導入で、サイバー攻撃のなりすましログインを不可能に

物理セキュリティキーのメリットは、アカウントにログインしているのが本人かどうかを物理的に確かめることでのみ、ログインを可能にする点だ。

ハッカーがサイバー攻撃をする際には、なんらかの方法で窃取したユーザー名やパスワードを使い、本人になりすますことでログインをする。しかし、物理セキュリティキーをログインの条件に設定しておくことで、オンライン上のリモートログインは実質不可能になる。

本人が物理セキュリティーを端末に接続し、認証行為をしたときだけ、ログインが可能だ。

パスワードでのログインが危険なことは間違いない。一日も早く、可能なところから、こうしたパスワードレス化を取り入れていく必要がある。

【関連リンク】

・GoogleのTitanセキュリティキーがNFCを広くサポートへ、Bluetooth対応は廃止(Gigazine)
https://gigazine.net/news/20210810-titan-security-key-nfc-support/

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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