ニュース 2021.08.22 高専の即戦力育成へ、机上の理論とのギャップをうめる現役ソフトバンクエンジニア
ソフトバンクは、7月27日、函館工業高等専門学校(北海道函館市)と情報教育で連携協定を結んだ。
2021年10月から2022年3月までの半年間、ソフトバンクのエンジニアを特専教員として派遣し、情報セキュリティの講義など、情報関連科目の授業の一部を担当する。
本協定は、函館高専と、同校の元教員であり現ソフトバンクのエンジニアである石若裕子氏(ソフトバンク株式会社 テクノロジーユニット コーポレートIT本部 アドバンスドテクノロジー推進室 担当部長)が議論を重ね、締結に至ったという。
石若氏は、「情報教育の重要性に対して、企業の持っている技術と机上の理論とのギャップを感じ、何かに貢献できないかとディスカッションを重ね、今回の試みを行うことになりました。現役エンジニアならではの経験や知識を学生に伝えられる場にできれば」と話した。
高知高専は、中学生むけのユニークなCFTコンテスト開催へ
高知工業高等専門学校でも、9月4日(土)、ユニークなIT人材育成への試みが開催される。
高知高専は、全国の国立高専で、唯一「情報セキュリティコース」のある学校。その同校が、中学生にむけて情報セキュリティ教育を広めようと、CFT(Capture the Flag)オンラインコンテストを開催する。
出題は、同校の教員と生徒が独自に作成しており、セキュリティ知識を問う問題のほか、高知のご当地クイズなどもあるという。
高知高専がCFTコンテストを開催するのは、昨年に続き2回目。開催日は、9月4日(土)。対象は中学1年生から3年生。無料で、全国どの地域からでも参加可能。
【関連リンク】
・函館高専とソフトバンク最前線の情報教育のため連携協定締結(独立行政法人国立高等専門学校機構)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000029.000075419.html
・中学生を対象としたCTFコンテストをオンラインで開催します(独立行政法人国立高等専門学校機構)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000039.000075419.html
TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock
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