ニュース 2021.08.17 WatsApp新機能、シェアした写真は「閲覧直後にそのまま削除」の設定可能
Facebook傘下の人気メッセージングアプリ「WhatsApp」は、8月3日(米国時間)、チャットで写真や動画を送る際に、「View Once」モード(1回閲覧モード)が選択できるようになると発表した。
相手が写真(または動画)を閲覧すると、閲覧済みとなった写真はそのまま削除され、チャット上には開封済み(Opend)の表示のみが残るというものだ。
利用ケースとしては、店舗の試着室での撮影、暗証番号の撮影などに使われることを想定しているという。
既に、メッセージについては、アプリ内に履歴を残さない機能も搭載されていて、ユーザーは、チャットの履歴を残すか残さないか、どのくらいの期間残したいか等を選択できるようになっている。
Facebookによれば、こうした新機能の搭載は、ユーザー自身がプライバシーの制御について選択できるようにしていく活動の一つだという。
WhatsApp、日常会話により近くなる長期保存しないメッセージと画像映像
Mark Zuckerberg氏は、プライバシーを重視したプラットフォームの構築を表明している。
24時間で消えるStories機能を使うユーザーも増えており、ユーザーは、必ずしもプライベートなメッセージを長期間保存されることを望んでいないという。
意識しないまま保存されていることが、セキュリティ上のリスクになることもあるだろう。
対面での日常会話は、どこかに記録が残るわけでもなく、口にしたそばから消えていく。目にした光景も同様だ。そう考えれば、日常の軽いやりとりは消えていくほうが自然だという考え方もある。
ユーザーの使い方の変化を見ながら、求められる機能の搭載に向けて、アプリは日々更新を続けていく。
【関連リンク】
・WhatsApp、写真を1回しか表示できない「View Once」機能を導入(Engadget)
https://japanese.engadget.com/whatsapp-view-onece-031947932.html
TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock