ニュース 2021.08.11 Cloudflare、世界のコミュニティに無償でネットワーク構築支援

対象となるローカルコミュニティは、同プロジェクトにより、Cloudflareのインターネットサービスやセキュリティサービスを無料で利用し、ネットワークを構築することが可能になる。

Cloudflareによれば、世界人口のほぼ半数の人々は、インターネットに接続できないか、高価でかつサイバー攻撃の危険にもさらされた劣悪な接続環境下にあるという。

さらに、こうした対象コミュニティは発展途上国に限らず、米国内にも存在する。

Project Pangeaは、既存のプロバイダーでは実現が難しい、対象地域へのネット環境整備が可能なモデルとなっている。

世界中のCloudflareネットワークと物理的・仮想的に接続することで、コミュニティに高速ネットワーク接続を提供する「Cloudflareネットワークインターコネクト（CNI）」。サーバーに意図的に負荷をかけるなどしてサービスを妨害しようとするDDos攻撃からの防御を実現し、スムーズなトラフィックを叶える「Magic Transit」。そして、セキュリティ向上のための「Magic Firewall」。

こうした機能を提供することで、高速で安全、かつ、持続可能な通信手段を確保していく。

単なる無償サービスではない、持続可能な環境構築サポートは、コミュニティの教育や経済発展に貢献することにもつながる、重要な支援になる。

【関連リンク】

・プレスリリース：Cloudflare、サービスが行き届いていないコミュニティのインターネットアクセスを無料で拡大できるよう支援する「Project Pangea」を開始（Cloudflare）
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000061678.html

TEXT：セキュリティ通信 編集部
PHOTO：iStock