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Googleが日本のスマホ決済市場参入目指し「pring」買収

ニュース 2021.07.27 Google、スタートアップ「pring」買収で日本のスマホ決済市場参入へ

米Googleは、7月13日、日本の金融事業に参入する目的で、モバイル金融サービスを提供するpring(東京都港区)の全株式を取得することを発表した。8月には正式に株式譲渡が完了する見込み。

pringは、2017年5月に設立した送金サービスのスタートアップ企業。2018年3月に「お金のコミュニケーションアプリ」として「pring」を開始した。

同社の株主には、フィンテックの発展を推進するメタックス(東京都渋谷区)、みずほ銀行、伊藤忠商事、ファミマデジタルワン、SBIインベストメント、SMBCベンチャーキャピタルなど複数の資本が入っている。

また、提携銀行は、みずほ銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行のメガバンクを含む50行以上にのぼる。日本経済新聞は、Googleのスマホ決済サービス参入時期は2022年になる見込みだと報じた。

pringは、メッセージアプリのように分かりやすい送金アプリ

pringは、メッセージアプリでコミュニケーションを取るのと変わらない感覚で、ストレスなく、お金のやりとりが出来るアプリ。

お店への支払いに加え、「お金をはらう」機能で、飲み会の1円単位の割り勘がスムーズに行えたり、払い忘れている人には「お金をもらう」機能で催促することも可能。

企業から従業員などへ直接送金ができる法人サービスでは、企業が内定者への交通費支払いをキャッシュレスで行うこともできる。また、同サービスが、地域のデジタル地域商品券に採用された例もあり、活用方法は様々だ。

キャッシュレス決済利用者は、ここ数年で急増している。ユーザー側は、一瞬で決済が完了する気軽さに加え、決まったお店からの優待サービスなども受けやすくなり、店側も、ポイント付与などで、サービスを提供しやすくなるメリットがある。

また、名前のかけない紙幣より、履歴の残るデジタル決済の方が、セキュリティ面でも安心だという考え方もある。

決済の世界がどう進化していくのか、わたしたちユーザーも観察しつつ、良いものを選びとり、試行錯誤をしていく時期にいる。

【関連リンク】

・Google、スマホ決済「pring」を買収--メタップスが正式発表(cnet japan)
https://japan.cnet.com/article/35173821/

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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