ニュース 2021.07.11 AWS、バグ修正を楽しむゲーミフィケーションプログラム「AWS BugBust Challenge」で1億ドル節減へ

AWS BugBust Challenge の目標は、世界中の開発者が参加して行う100万件のバグの発見と修正。AWS BugBust機能の公開は、米国東部バージニア州からスタートし、随時、その他の地域でも提供される予定だ。

ソフトウェア開発企業では、新サービス公開間近になると、様々な職種の従業員が参加協力して、バグ発見に臨むことがある。

開発者ではない従業員が参加することで、開発者が想定していない使われ方により生じる不具合など、関係者にとっては思いがけないバグを発見できるメリットがある。

参加者同士で、バグの発見数を競ったり、終了後には、参加者に賞品が贈るられるなど、ゲームのように楽しんでバグ発見に臨む、バグバッシュというイベントも、人気のバグ発見手法だ。

AWS BugBustも、バグバッシュ同様、ゲーミフィケーションの要素をとりいれており、バグの発見、修正に、楽しみながら取り組めるように工夫されている。

コンテストに参加する開発者は、できるだけ多くのバグ修正にチャレンジし、ポイントを獲得していく。100ポイント獲得すると特製Tシャツがプレゼントされ、2000ポイントで、AWS BugBust特製ジャケットを贈られる。

また、2021年9月30日時点で、上位10位以内に入った開発者は、2021年11月29日から12月3日にかけてラスベガスで開催される「AWS re:Invent 2021」に招待される。

同コンテストのようなアプローチは、ソフトウェアの迅速な品質向上に貢献する。同社は、今回の発表で、リソースコストも1億ドル（約110億円）以上削減できるとした。

【関連リンク】

・プレスリリース：AWS が AWS BugBust を発表（AWS）
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2021/06/aws-announces-aws-bugbust/

TEXT：セキュリティ通信 編集部
PHOTO：iStock