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Google Chromeの保護強化機能を有効化でマルウェア対策強化

ニュース 2021.07.06 Google Chromeの「保護強化機能」を有効化し、マルウェア対策強化へ

米Googleは、6月3日(米国時間)、公式ブログ「Google Security Blog」上で、Google Chrome91のセキュリティ機能に導入された「保護強化機能(Enhanced Safe Browsing)」について説明した。

同機能は、機械学習を利用し、ユーザーがアクセスしようとしているURLの安全性をリアルタイムでチェックする。

拡張機能をインストールしたり、ファイルのダウンロードを行う際には、バックグラウンドで信頼性を確認し、安全性が確認できない場合には、ユーザーに警告を通知するなどして注意を促す。

但し、初期状態では無効になっているため、設定で、有効化する必要がある。

強力なハッカー対策は、ソフトウェア更新の習慣化

Google Chromeは、6月9日(米国時間)にWindows、Mac、Linux向けの最新版「91.0.4472.101」を公開し、14件の脆弱性を修正。その後、6月17日(米国時間)にも、デスクトップ向け最新版「91.0.4472.114」を公開して、4件の脆弱性を修正した。

身代金要求型サイバー攻撃など、サイバー攻撃者たちは、わたしたちのコンピューターにウィルスを仕込もうと、日々、あの手この手で侵入方法を模索し、情報窃取を試みているが、企業側も、こうした悪質なマルウェアに対抗するため、常時問題発見とシステム改善に取り組んでいる。

セキュリティ対策強化のために、ユーザーである私たちも、Webブラウザやソフトウェアの更新情報に気を配り、ウィルス対策に積極的に参加する必要があるだろう。

アップデートは自動更新されることも多いが、手動で更新が必要なものもある。たとえば、Google Chromeの更新情報は、手動インストールすべきアップデートがあれば、ツールバー上に更新を促すサインが現れるようになっている。

ソフトウェアアップデートを習慣にすることは、自分のためのみならず、周囲のパソコン環境や個人情報を守ることにもつながる。意識して、こまめに更新を心がけたい。

【関連リンク】

・Announcing a unified vulnerability schema for open source(Google Security Blog)
https://security.googleblog.com/2021/06/announcing-unified-vulnerability-schema.html

・「Google Chrome 91」の脆弱性を悪用した攻撃が確認(窓の杜)
https://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/1332322.html

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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