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GoogleChromeに新機能ハッキング警告通知受信から1タップで新パスワードに更新

ニュース 2021.06.10 Google Chromeハッキング警告通知受信から、1タップで新パスワードに更新

米Googleは、5月18日(米国時間)、セキュリティとプライバシー保護が一大テーマとなっていた Google I/O 2021で、Chromeブラウザのパスワード保護に関する新機能を発表した。

多くのWebブラウザは、ハッキングを検知するとユーザーに警告までは行う。

その先の更新手続きは手動で、Webブラウザで手続きをし、メールに送られてくる更新URLへのアクセス、新たなパスワードの入力など、複数の段階を経て更新が完了することが多いだろう。

しかし、Googleの新機能では、この警告を確認したあと「パスワード変更」ボタンを1タップすれば、すぐに新しい安全なパスワードが自動生成され、更新も完了する、というものだ。

自動で「レストラン予約」から自動で「パスワード更新」に進化したGoogle Duplex

このパスワード自動変更機能は、2018年のGoogle I/Oで発表されたAI技術「Duplex」を活用している。発表当時は、人間の代わりにAIが電話をかけ、レストランなどの予約を取ってくれるという機能であったが、その後、同技術は着々と進化を続け、パスワード自動更新機能に活用されることとなったようだ。

同機能は、最初に米国でAndroid版Chromeに搭載され、数カ月以内に米国外にも拡大していく予定だが、現状では、まだ全てのサイトに対応しているわけではないとしている。

この機能に対応するために、サイト開発者側での新たな変更などは必要ない。

【関連リンク】

・「Chrome」、漏えいしたパスワードを1タップで変更可能に--まず米国で(ZDNet Japan)
https://japan.zdnet.com/article/35170933/

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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