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企業が導入できるドコモメールの「公式マーク」

ニュース 2021.06.07 詐欺に騙されない、企業が導入できるドコモメールの「公式マーク」

NTTドコモは、5月25日、企業などから正式に送信されたメールに、公式アカウントマークを付与する新機能「ドコモメール公式アカウント」の提供を始めた。

新機能に対応するメールは、機能導入を希望した企業のメールアカウントのみ。

例えば、機能導入済みの三井住友銀行からドコモメールにメールが届くと、同行のメールアドレスの隣に「公式アカウントマーク」が付与されて、ユーザーのもとに届く。

ユーザーは、三井住友銀行を名乗るメールであっても、このマークが付与されていない場合には、一目で詐欺メールだと判別できることになる。

Androidスマートフォンでは「ドコモアプリ」、iOSではWebブラウザ版「ドコモメール」で確認が可能だ。

ホンモノが一目でわかる「公式マーク」や「認証バッジ」

なりすましメールは、正式ブランド名と一文字変えただけ、といった巧妙な手段で手元に届く。

ドコモメールの新機能は、こうした目視では見逃してしまうような小さな違いも、送信ドメイン認証(SPF)の仕組みを使って検知する。

ドコモの公式マークは緑色のマル印にチェックマークが入ったものだが、同様の公式マークは、認証バッジとして、Twitter、instagramなどのSNSアプリでも活用されている。

Twitterは、水色の下地にチェックマークが入っており、有名人だけでなく、ドコモメール同様、一般企業もアプリ側の審査を経て取得することが可能だ。

メールだけではなく、アプリ上でも、偽アカウントから偽URLに誘導されるケースは増えている。アプリに慣れていない高齢者であっても、信頼できる情報が一目瞭然で見分けられるようになる進化は、心強い。

公式マーク、認証バッジの認知度があがるよう、周囲へ啓蒙していくことも、被害を減らすための価値ある行動の一つになるだろう。

【関連リンク】

・ドコモ、キャリアメールに“公式マーク”表示 フィッシング詐欺を抑止 佐川急便など13社が導入(IT media)
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2105/25/news149.html

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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