ニュース 2021.05.22 Twitter、投げ銭ができる機能「Tip Jar」のテスト開始を発表
米Twitterは、5月6日(米国時間)、Twiiterアプリ上で送金できる新機能「Tip Jar」のテストを開始したと発表した。
Twitter上でチップ(投げ銭)の受け渡しができる機能として使われることを想定している。
試験サービスは、ジャーナリスト、専門家、クリエイターなどのTwitterアカウントを通じて行われており、現在は、言語設定が英語設定にしているユーザーのみが対象だが、OSは、iOS版、Android版、どちらでも利用可能。今後、英語以外にも対象範囲を広げる予定だ。
投げ銭をするには、自分のアカウントで決済サービス登録を行ったあと、応援したい人のアカウントページから「Tip Jar」を選択し、送金手続きを行う。
5月4日に正式リリースを発表したTwitterの音声チャットルーム「Space」については、現状、Andoroid版のみ、投げ銭を送ることが可能だという。
投げ銭方法に「PayPal」を選ぶと、相手に本名と住所が知られる
現在、利用できる決済サービスは、「PayPal」「Bandcamp」「Cash App」「Patreon」「Venmo」など外部のサービスで、Twitter側は、手数料を取らない。
但し、SocialProof SecurityのCEO Rachel Tobac氏によれば、支払い方法に「PayPal」を選んだ場合は、受取人に送金者の本名と住所が表示されてしまうという。
これは、PayPalの仕様でありバグではないが、Twitter上では本名を公開せず、ニックネームで交流している人も多いため、個人情報を明かしたくない場合は注意が必要だ。
この点が問題になるかどうかも含めて、今後の展開を見守りたい。
【関連リンク】
・Twitter、「投げ銭」機能をテスト ペイパルなどで決済(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN073ZF0X00C21A5000000/
TEXT:セキュリティ通信 編集部
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