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チケット販売も可能なTwitterの音声SNS「Space」展開スタート

ニュース 2021.05.15 Twitterの音声SNS「Space」展開スタート、追加アプリは必要なし

米Twitterは、5月3日、2020年12月にユーザーテストを開始した音声ライブ配信機能「Space」をTwitterアプリ上で本格展開することを発表した。

利用可能なのは、Android版、iOS版で、Webアプリには今のところ対応していない。

現在は、Twitterのフォロワー数600人以上のアカウントであることを条件に配信を開始しているが、今後この制限はなくなる可能性もあるという。また、リスナーとしての参加は、誰でも可能だ。

音声SNS「Space」はチケット販売で収益も可能に

Spaceは、昨年、音声SNSとして登場し人気急上昇を果たしたClubhouseと同種のアプリだが、数か月以内に、Clubhouseにはない収益可能な機能も追加されるという。

ライブ配信オーナーが、リスナーに対してチケットを販売できる「Ticketed Spaces」という機能で、チケット販売価格や枚数は自分で設定することができる。

もう一つ、Spacesには字幕機能が追加される予定で、ホストと発言をするスピーカーがこの機能をオンにすれば、リスナーは、音声を字幕で読むこともできるようになる。

Twitterの強み、音声配信開始と同時に「スペースに参加」ボタンをフォロワーにシェア

米Bloombergは、4月、TwitterがClubhouse運営会社の買収交渉を進めたが、決裂したと報じている。

現在では、Twitterのみならず、Facebookなど続々と音声交流サービスが登場しつつあり、2021年中に、幾つかの音声アプリを楽しむことができるようになりそうだ。

Clubhouseは現在iOS版のみで、Android版は夏ごろになると言われているが、その頃には、市場競争は激しくなっているのかもしれない。

世界的調査会社のKANTER社の調査によれば、2020年6月時点での、OS別にみる日本のスマホシェアは、Android50.2%、iPhone49.7%とほぼ半々。しかし、これは世界的にみれば珍しい現象で、世界シェアでは、圧倒的にAndroidのほうが優勢だ。

Twitterの音声アプリ「Space」は、Twitterのフォロワーに対して、配信開始と同時に「Space」の配信が始まったことを通知することができる。さらに、フォロワーは、「Space」を聞くためのアプリを入手する必要はなく、Twitter上でそのままリスナーになることが可能だ。

これは、既にTwitterアカウントを持っているユーザーに対して、「Space」にアプローチしてもらう基盤が整っていることでもあり、強いアピールになると考えられる。

【関連リンク】

・Twitter、音声SNS「スペース」本格展開 有料制も導入(日経新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN033U90T00C21A5000000/

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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