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Google地震警報システムが米国外初のギリシャとニュージーランドへ導入

ニュース 2021.05.11 Google地震警報システム、国外初のギリシャとニュージーランドへ

米Googleは、4月28日(現地時間)、昨年8月にAndroidの新機能として発表した地震検知と警報システム「Android Earthquake Alerts System」を、新たにギリシャとニュージーランドに導入すると発表した。

米国内でも、導入当初はカリフォルニア州でのみ提供していたが、最近になりオレゴン州にも導入され、5月には、さらにワシントン州にも展開予定だという。

日本人にとっては、テレビのテロップやスマートフォンで受信できる緊急地震速報(Earthquake Early Warning(EEW))は日常的なものだが、日本のシステムは世界に先駆けて開発された独自のものであり、同様の仕組みが存在する国や地域は、まだ少ないという。

Google地震速報が「ギリシャとニュージーランド」版では、警報も可能に進化

Google地震検知と警報システムの仕組みは、Android端末の加速度計を利用する。

これまでは、地震発生時の最初の波であるP波を感知すると、サーバーにその情報が送られ、地震が起きていると判断されれば、Google検索画面での検索に通知がでるようになっていた。

すなわち、誰かが検索をしなければ見ることのない情報だが、地震かな?と思ったときに、検索をすれば、その情報をキャッチできるというわけだ。

しかし、今回ギリシャとニュージーランドに導入する新しいシステムでは、直接警報も出せるようになったという。Googleは、昨年8月の発表時、「世界最大の地震検知ネットワーク」をつくると述べていた。

世界中で自然災害の絶えない世の中になっている。日本の地震速報技術が海外に展開できる可能性はあるのだろうかとつい考えるが、地球の危機を救うには、Google並みの開発スピードも必要だ。

【関連リンク】

・Google、Android機を使った地震警報をギリシャとニュージーランドに導入(engadget)
https://japanese.engadget.com/google-android-earrthquake-alerts-051515273.html

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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