Sony
Sony
日本マイクロソフトがGIGAスクール構想にむけてSTEM教育コンテンツを日本語で公開中

ニュース 2021.05.05 日本の教育市場に導入された端末は、Google Chrome、WindowsPC、iPad

日本マイクロソフトは、4月15日、教育分野での取り組みについて説明するプレス発表会を開催。GIGAスクール構想の実現にむけ、整備が進む学校現場での取り組みなどを紹介した。

同社の調査によれば、世界各国の教育現場において、児童1人1台端末の環境整備は、圧倒的に米国が進んでおり、次いで、オーストラリア、欧州諸国という状況だった。

日本における導入遅れの原因は、予算確保が難しかったこと。そのため、GIGAスクール構想で予算が確保されたことにより、日本の環境整備も一気に加速し、現在では、米国に次いで2位の環境が整った状況だという。

現時点で、日本市場に導入された同社のWindows搭載PCは290万~300万台未満で、全体シェアの約35%。Google Chrome OS搭載Chromebookは40%強。Apple iPadは20%、と3社で3分された状況と推定される。

日本マイクロソフト、生徒に必要な「STEM教育」サイトを無償公開中

2018年に国際的な学習到達度調査PISA(Programme for International Student Assessment)が行った、教育分野のICT活用調査によると、上位にランクインしたのは、スウェーデン、デンマーク。次いで、オーストラリア、ニュージーランドだった。

特にスウェーデンは、1週間にデジタル機器を使う時間が最も長く、さまざまな科目でICT機器が利用されていた。

このとき、日本の学校教育現場(授業)でのデジタル機器使用時間は、OECD加盟国の中で最下位。

端末が1人1台用意されていなくても、工夫された授業により、子供たちがICT環境に親しんでいく国もある。しかし、日本はこれまで端末がないだけではなく、ICTを活用した授業そのものが少なかった。

端末が用意されたあと、この環境をどんな授業で活かしていくかという点は、今後の重要課題になるだろう。

日本マイクロソフトは、学習環境整備後のICT本格活用にあたり、世界200カ国以上で活用されているSTEM教育コンテンツ「Hacking STEM」を日本語化し、2020年4月から無償公開している。

【関連リンク】

・「日本の教育を全方位でサポートする」 日本マイクロソフトが教育関連の取り組みを発表(IT media)
https://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/2104/16/news116.html

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

あなたの大切なパソコン・スマホを守ります!
世界が認める総合ウイルス対策ソフト

カスペルスキー

この記事を気にいったらいいね!しよう

セキュリティ通信の最新の話題をお届けします。

ページトップ