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偽Amazonメールには警戒を。フィッシング詐欺は過去最多を更新中。

ニュース 2021.02.23 偽Amazonメールには警戒を。フィッシング詐欺は過去最多を更新中。

フィッシング対策協議会は、2月3日、2021年1月のフィッシング詐欺に関する集計結果を発表した。

1月の同協議会への報告件数は、4万3972件で過去最多。前月の3万2171件から1万1801件増加していて、1年前と比較すると、6倍近く増加していることが分かった。

全体の傾向は変わらず、Amazonを騙るフィッシングメールが最も多く、全体の61.4%を占める。差出人が「Amazon」となっているケースもあり、本物との見分けが難しい。

現状では、Amazonからのメールに反応する場合は、公式アプリからサービスにログインし、そこからメッセージを確認するなどの慎重さが必要になっている。少なくとも、メールで与えられたURLを不用意にクリックすることだけは、避けておくことが重要だろう。

誘導された先で、個人情報の入力を求められたら、必ず詐欺を疑う習慣をつけておきたい。

銀行やクレジットカード会社からの【重要なお知らせ】詐欺メッセージも増加中

フィッシング詐欺メールに悪用されたブランドで、Amazonに次いで増加しているのが、銀行やクレジットカードなどのブランドだ。

フィッシング対策協議会のトップページに掲載されている「緊急情報欄」には、「ジャックスカードをかたるフィッシング」「エポスカードをかたるフィッシング」「北海道銀行をかたるフィッシング」「UC」「エムアイカード」と報告が続いている。

実際に悪用が確認されたブランド数は、67ブランドで、前月から4件増加しているが、中でも、「三井住友カード」「楽天」「MyJCB」「三菱UFJニコス」をかたるフィッシングが目立っており、Amazonとこの4社で、全体の88.6%を占める勢いだという。

銀行やクレジットカード会社から、【重要なお知らせ】というメールが届けば、つい慌ててあけてしまいそうだ。

しかし、偽メールが多発していることを念頭に、なんとか、一呼吸おいて、疑うクセをつけてほしいところだ。

【関連リンク】

・2021/01 フィッシング報告状況(フィッシング対策協議会)
https://www.antiphishing.jp/

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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