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大日本印刷が指紋認証によるFeliCaカードを開発

ニュース 2021.02.20 大日本印刷、本人だけが使える「指紋認証FeliCaカード」を開発

大日本印刷(DNP)は、2月8日、指紋認証による高セキュリティーのFelica対応生体認証カードを開発したと発表した。

FeliCaは、日本国内の社員証や電子マネーなどに使われている非接触ICカードの技術方式。事前に登録した個人が、指でFeliCaセンサー部分を触れながら、カードをリーダーにかざすことでのみ、認証や決済が可能になるという。

運用のための追加装置やシステム開発が必要なく、既存のカード運用システムのまま利用できるのが最大の特徴だ。

指紋データはカード内で完結、サーバー構築も不要

これまでは、他人の社員証で、工場や社屋に入退室したり、他人の電子マネーカードで決済することも可能であり、Felica搭載カードが他人の手に渡ることは大きなリスクだった。

しかし、カード本体に、指紋認証による本人認証が付加されることで、カードの悪用がされにくくなる。

登録した指紋データは、カード内に直接保存されていて、指紋認証自体もカード内で完結するため、利用する企業は、大規模な専用サーバーを構築する費用も時間も必要もなく、また、サーバー管理や情報漏えいの心配をする必要もない。

2月から開始される社内での実証実験を経て、2021年度内には、製品の提供を開始する予定だ。

【関連リンク】

・プレスリリース:指紋認証による高セキュリティなFeliCaカードを開発(DNP)
https://www.dnp.co.jp/news/detail/10159183_1587.html

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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