ニュース 2021.02.15 個人情報搾取、インスタグラムで有名企業の偽アカウント急増
企業公式Instagramのなりすましアカウントが急増している。
偽アカウントでフォロワー獲得した後、不正なダイレクトメッセージを送り、個人情報の入力を促すという。
トレンドマイクロは、既に公式サイトでなりすましアカウントへの注意喚起を行っていた企業から、無作為に100ブランドを選び、調査(2020年12月31日から2021年1月14日)を行った。
同調査結果によれば、100ブランドのうち66ブランドが12月に被害を受けており、1月に入ってからも新たな報告は増え続けているという。
実際に、11月から2月にかけて、資生堂、そごう・西武、ソラシドエア、フジパン、マーベルなどが、偽アカウントが作られたことを各社ホームページ上で報告し、次々に注意喚起を行っている。
偽アカウントでは、プロフィール画像や紹介文は流用されていることが多く、アカウント名もそっくりなため、一見しただけでは見分けがつかない。
フィッシング詐欺の入り口は、SNSのDM
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、小売りビジネスがSNSなどWeb上での販促活動を強化している。偽アカウントの乱立は、この風潮に便乗して増加し続けているという。
フォロワーを偽サイトへ誘導し、個人情報搾取を行うフィッシング詐欺は、これまではメールを介して行われていたが、現在は、SNSの偽アカウントが主流になっているようだ。
公式アカウントには、アカウント名の横に「青い認証バッジ」がついている。このバッヂの有無を確認するか、公式サイトからInstagramに遷移してからフォローするなど、充分に注意をしてフォローするように気をつけたい。
【関連リンク】
・【注意喚起】インスタグラムのなりすましアカウントに注意、不特定多数の法人アカウントで被害発生中(トレンドマイクロ)
https://www.is702.jp/news/3801/
TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock