ニュース 2021.01.14 NEC、セキュリティ専門家向け、サイバー攻撃の実践演習オンライン講座開催
NECは、1月5日、実際のサイバー攻撃と同等の体験をしながら学ぶことができるオンライン講座「実践!サイバーセキュリティ演習-インシデントレスポンス編-」の提供開始を発表した。
受講対象者は、企業や官公庁に属しており、一定の知識を持った、情報システム管理者、情報セキュリティやコンピューターセキュリティ対策専門チームCSIRT(Computer Security Incident Response Team)の担当者など。
専用のソフトウェアやツールは必要なく、自宅PCなどからzoomにアクセスし、演習用としてクラウド上に構築された模擬情報システム環境を使用して行われ、実際のサイバー攻撃に役立つよう、発見から痕跡調査、対策、対処、報告までを講師の出題に回答していくスタイルで進められる。
サイバー防御演習ノウハウを蓄積し、独自講座を開発
NECは、2013年度から、実践的サイバー防御演習「CYDER」の運営を支援している。
CYDERは、2013年度から2015年度までは総務省の実証実験として実施され、2016年度以降は、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)を実施主体とし、政府のサイバーセキュリティ戦略に基づいて行われている演習。
NECは、こうした支援を通じて蓄積してきたノウハウを活用することで、今回のようなオンライン講座を独自に開発しているという。
講座の初回は、2021年1月21~22日に開催。受講料は20万円。
【関連リンク】
・NEC、実践的なサイバー攻撃対策を体験しながらオンライン形式で学べる演習を提供開始(NEC)
https://jpn.nec.com/press/202101/20210105_02.html
TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock