ニュース 2021.01.11 LINEなどSNSで共有される、偽装プレゼントキャンペーンに要注意

偽装キャンペーンは、Amazonやコーヒーチェーンからのプレゼントになりすましているといい、夏頃には、Adidasを装ったキャンペーンも展開されていた。

偽装キャンペーンサイトでは、プレゼントの残数がカウントダウンされるなど、ユーザーを焦らせる仕掛けがされている。

焦ったユーザーが慌てて簡単なアンケートに答えると、続いて時間制限つきの偽当選ページが表示される。

誘導された先では、商品購入に必要な情報として、氏名や住所などの個人情報の入力を促され、サブスクリプションサービスへの契約が求められるケースもあり、金銭をだまし取られることもある。

手続きの最後には、LINE上で、この偽キャンペーンの共有が必要だと促されるため、友人などにも同じ偽サイトが拡散されてしまうといった仕組みだ。

SNSなどで親しい友人知人から共有された情報であっても、「お得な情報」をうたうリンクはいったん疑い、不用意に開かないことが重要だ。

一見、公式キャンペーンやセールに見えても、「お得な情報」は不正なものである可能性も高く、搾取された個人情報は、情報弱者のアカウントとして不正に売買され、同じような詐欺の攻撃対象として記録されてしまう可能性もある。

お得な情報がどうしても気になる場合は、各社の公式サイトで情報の真偽を確認する習慣づけをしておくことも大切だ。

【関連リンク】

・【注意喚起】LINEなどで拡散中の偽プレゼントキャンペーン、今度は新年を祝う内容に変化（トレンドマイクロ）
https://is702.jp/news/3792/partner/101_g/

TEXT：セキュリティ通信 編集部
PHOTO：iStock