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人気スマホ専用ブラウザが突然のサービス終了

ニュース 2021.01.08 スマホ専用高速ブラウザー「Smooz」が、突然のサービス終了へ

Webブラウザアプリ「Smooz」を提供するアスツール株式会社は、12月23日、サービスを終了すること発表した。

同アプリは、12月17日、ユーザーの個人ブログ上で、アプリの閲覧履歴や閲覧内容などのデータが、同社サーバに送信されている旨の指摘を受けていた。

アスツールは情報の取得を一部認めたうえで、20日にアプリの修正版をリリース。しかし同日、「新たな問題が見つかった」としてアプリの配信を停止。調査を勧めた結果、Smoozの提供を続けることは困難との判断に至ったという。

有料会員に対しては、12月以降の利用料を返金し、交換可能なポイントは交換していくとしており、返金対応が済み次第、全てのユーザー情報を削除する。尚、情報が悪用された形跡や情報流出などは見つかっていない。

AppStoreでフィーチャーされ、短期間で人気アプリへ成長

Smoozは、片手で高速検索できるスマホ専用の次世代ブラウザとして、2016年9月26日リリースし、翌週には、App Storeでトップフィーチャーされた。

アプリは、App Storeでフィーチャーされることにより、ダウンロード数に驚異的な影響を与えるといわれている。

スマートフォンアプリの市場データや調査ツールを提供するサービスApp  Annie によれば、ストア上でフィーチャーされることで、ゲームのダウンロード数が中央値から140%の上昇率を記録した例や、韓国のゲームダウンロード数では500%増加した例もあるという。

Smoozも、リリースから3ヶ月でAppleが選ぶ2016年ベストアプリ賞を受賞し、2020年12月時点で220万ダウンロードを獲得していた。

【関連リンク】

・SMOOZのサービス終了のお知らせ(SMOOZ BLOG)
https://smoozapp.com/blog/

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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