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フォートナイトのゲーム内通貨で詐欺被害

ニュース 2020.12.30 「フォートナイト」ゲーム内通貨、正規料金の半額で販売し、逮捕へ

京都府警サイバー犯罪対策課と南署は、12月2日、任天堂のオンラインショップで他人になりすまして人気ゲーム「フォートナイト」向けの仮想通貨を不正購入したとして、電子計算機使用詐欺と不正アクセス禁止法違反の疑いで、愛媛県松山市の大学2年の男を逮捕した。

大学生は、2019年7月から12月にネットショップを開設し、不正に入手したゲーム内通貨の販売などで250万円の収入を得ており、「小遣い稼ぎのためにやった」と供述しているという。

男子大学生は、他人名義のIDとパスワードを不正に取得。会員制交流サイト(SNS)で「闇バイト」として雇った中学生に、このIDで任天堂のオンラインショップ「ニンテンドーeショップ」にログインさせ、ゲーム内通貨(約1万1000円相当)を購入させていた疑い。中学生への支払いはなかったとした。

世界的ブームのゲームには、詐欺も集まる!

フォートナイトは、2017年に公開されたオンラインゲーム。世界で最もプレーされているゲームの一つであり、プレーヤーの数は、2020年5月時点で3億5000万人以上にものぼる。

基本無料のゲームであり、無料のままで有利不利もないが、アプリ内では、衣装やアイテムの外見が変わるコスメティック系アイテムなどが販売されており、こうしたアイテムを入手するためには、V-Bucksと呼ばれる仮想通貨が必要になる。フォートナイト関連の詐欺事件は、ほとんどがV-Bucksがらみだという。

ゲームの販売・配信を行っているEpic Gamesでは、サイト上にメッセージを掲載し、「第三者の競技イベントへの参加やオファーにはくれぐれもご注意ください。また、競技イベントに参加するために個人情報をEpicが要求することはないことをご留意ください」と注意喚起を行っている。

公式サイトが、ある日突然、個人情報の入力を求めることは無い。個人情報を入力する際には、本当に必要な入力なのか、必ず立ち止まり、不安であれば止めておくことを習慣化しておくようにしたい。

【関連リンク】

・『フォートナイト』に群がる詐欺師たちのバトルロイヤル(カスペルスキー)
https://blog.kaspersky.co.jp/top-four-fortnite-scams/29692/

・無料のV-BUCKSやコスチュームの提供といった詐欺を避ける(Epic Games)
https://www.epicgames.com/fortnite/ja/safety-and-security

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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