Sony
Sony
クラウドプラットフォーム診断で設定ミスを防ぐ

ニュース 2020.12.25 「クラウドプラットフォーム診断」サービスで、攻撃招く設定ミスを回避

サイバーセキュリティ事業を展開する株式会社Flatt Securityは、11月に新サービス「クラウドプラットフォーム診断」の提供を開始したことを発表した。

AWS(Amazon Web Service) や GCP(Google Cloud Platform) などのパブリッククラウドの利用において、クラウド利用者はコンポーネントが提供する設定を利用用途に合わせて設定する必要がある。

同社は、この各利用者が行う設定において、設定ミスが多く、情報漏えいなどにつながっている可能性があることを指摘。

アプリケーションやOS、ミドルウェアのセキュリティ対策が万全であっても、クラウドの設定不備により、意図しない動作や保存データが公開されるなど、セキュリティ上の問題が発生する恐れがあるとした。

実際に、(ISC)2が、650人以上のIT従事者を対象に行ったアンケート調査「2020 CLOUD SECURITY REPORT」によれば、回答者の68%がクラウドサービスの設定ミスを最大の脅威として挙げている。

「クラウドプラットフォーム診断」では、こうした設定不備を事前に把握するため、パブリッククラウドが提供するコンポーネント固有のセキュリティ診断を提供している。

みずほ情報総研株式会社 仏スタートアップ企業のシェアサービス日本展開にむけ、セキュリティ診断サービスを採用

Flatt Securityは、12月8日、みずほ情報総研株式会社の診断事例インタビューを公開した。

みずほフィナンシャルグループのみずほ情報総研株式会社は、新規事業開発の一つとして、2019年12月、フランスのスタートアップ企業TLAG社とパートナーシップを締結。同社のご近所シェアサービス「Smiile」を国内展開する準備を始めている。

サービスの展開にむけ、Flatt Securityの「プラットフォーム診断」「WEBアプリケーション診断」「スマートフォンアプリケーション診断」を採用し、所定のセキュリティ基準を満たしているかを事前に確認した。

インタビューの中でみずほ情報総研は、「リリース時ではなく、もっと前段階から利用できるセキュリティサービスがないか」という思いから、診断サービスに興味を持ったと話している。

【関連リンク】

・Flatt Securityが「クラウドプラットフォーム診断」サービスの提供を開始。AWS, GCP利用環境のセキュリティをチェック(Flatt Security)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000022.000027502.html

・みずほ情報総研株式会社がFlatt Securityの「セキュリティ診断」サービスを採用。フランス製スマートフォンアプリの主要な脆弱性を診断(Flatt Security)
https://www.isc2.org/resource-center/reports/2020-cloud-security-report

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

あなたの大切なパソコン・スマホを守ります!
世界が認める総合ウイルス対策ソフト

カスペルスキー

この記事を気にいったらいいね!しよう

セキュリティ通信の最新の話題をお届けします。

ページトップ