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りそな銀行で個人情報流出

ニュース 2020.11.05 りそな銀行、ディスク破棄で顧客情報14,000名分を紛失か

株式会社りそな銀行は10月14日、東京本社で保管していた14,561名分の顧客情報が記録された光磁気ディスク1枚を紛失したと発表した。

今回紛失した光磁気ディスクには、同社と取引関係にある顧客の氏名、住所、郵便番号が記録されていたが、ディスクにはパスワードが設定されており、預金残高、口座番号、暗証番号などの金融機関情報は含まれていないとのこと。

外部に不正に持ち出された形跡がなかったことから、同行では誤って破棄したとの見解を示している。

これまでに顧客情報が不正に利用されたという報告は入っておらず、顧客の個人情報が社外に流出した可能性は低いと見られている。

銀行の顧客情報紛失が頻発した2020年

今年は銀行のディスク紛失による顧客情報の紛失が頻発していた。

今年5月には三井住友銀行で事務機器の保守を行う際に顧客情報が入ったディスクを紛失し、約7万件の顧客情報を紛失する事案が起きたばかりだ。

今回、同社が紛失した光磁気ディスクはMOディスクと呼ばれる1990年ごろから普及し始めた記録媒体の一つで、ハードディスクやUSBメモリの登場により姿を消しつつあるもの。

インターネット上ではMOディスクが現役であることに対して驚きの声を上げるユーザーも少なくなかった。

りそな銀行では11月6日までの間、不審な点がある場合は専用の窓口で問い合わせに応じることにしている。

今後、対象の顧客に対して謝罪と経緯説明を行い、再発防止にむけた取り組みも進めると発表した。

【関連リンク】

・東京本社におけるお客さま情報の紛失について(りそな銀行)
https://www.resona-gr.co.jp/holdings/news/hd_c/download_c/files/20201014_1a.pdf

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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