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コロナ時代のネット犯罪

ニュース 2020.10.26 新型コロナに便乗したネット犯罪が多発、今年上半期だけで608件

警視庁は、2020年上半期に発生したサイバー犯罪に関するまとめを発表した。

同年上半期に日本国内で発生したサイバー犯罪を集計したところ、新型コロナウイルスに関連した検挙や相談は計608件にものぼる。

主にECサイト詐欺や標的型メールによる攻撃が多発していたことがわかった。

外出自粛により自宅でウェブの閲覧、ECサイトでのショッピング、検索エンジンでの検索回数が急増したことに伴い、新型コロナウイルスに便乗したネット犯罪の被害も増加した。

新型コロナウイルスの恐怖心に便乗したサイバー犯罪が目立ち、攻撃技術の高度化によってコロナウイルスの流行地域を重点的に攻撃することが可能になったために、被害が拡大したようだ。

新型コロナに便乗したネット犯罪でクレジットカード情報などが流出

新型コロナウイルスに便乗したネット犯罪の代表例がフィッシング攻撃。

フィッシング攻撃とは、ユーザーを騙して個人情報などを窃取する手法のことだ。

今回のコロナウイルス関連のフィッシング攻撃では、給付金の送金やマスクの購入などに関連したメールから個人情報入力を促すメールが送られるというもの。

フィッシングメールの内容は常に変化しており、感染拡大初期は新型コロナウイルスの不安感を煽る内容だったものの、現在はGo To キャンペーンなどの影響もあり、旅行に関連した内容に移行してきている。

今後も個人情報入力を促すメールには注意が必要だ。

【関連リンク】

・サイバー犯罪、コロナ関連608件 上半期、44都道府県で確認―警察庁(時事ドットコムニュース)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020100100420&g=soc

・新型コロナウイルス感染症の流行に便乗するサイバー犯罪とセキュリティ対策(Paloalto Networks)
https://blog.paloaltonetworks.com/2020/05/cybercrime-coronavirus/?lang=ja

・新型コロナ関連のサイバー犯罪、20年上半期で608件 詐欺や標的型攻撃など多発(ITmedia NEWS)
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2010/05/news075.html

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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