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ネット広告でのコンプレックス喚起を規制

ニュース 2020.09.28 ヤフー、外見のコンプレックスを露骨に表現した広告の禁止を明確化

国内最大級のポータルサイトを提供するヤフーは、9月3日から、Yahoo! Japan内でコンプレックス部分を露骨に表現した広告を禁止する運用を開始した。

同社によると、今までも広告掲載基準において「コンプレックス部分を露骨に表現したもの」の広告出稿を禁止していたが、最近になってコンプレックスや劣等感に訴求し、商品の購買に繋げる基準違反の広告が増加したことで、今回改めて禁止する姿勢を強調した形だ。

コンプレックス部分を露骨に表現した広告とは「体毛が濃い」「ふくよかな体型」といった身体的特徴が、広告表現によってそれがコンプレックスであると思わせるように表現されているもの。

ヤフーでは「体毛が濃いため、異性にもてなかったが、除毛製品を使用することでもてるようになった」「ふくよかな体型であることによって、周囲の人から一緒に歩くことを避けられた経験からダイエット商品を利用したところ、そのようなことがなくなった」などという広告表現を例に挙げている。

身体的特徴はコンプレックスでなく個性

今回の規制はヤフーが自社サイト内の広告に適用するものであり、法的な拘束力を持つものではないが一般的なネット広告への見方にも大きな影響を与える可能性があると見られる。

ヤフーは「一部の身体的特徴をコンプレックスであるとして表現することは、差別意識を温存・助長するものであり、決して許さるべきものではない」とコメント。

身体的特徴への偏った表現は、たとえ広告内の経験談を紹介する体裁であっても許さない姿勢を明確にしている。

【関連リンク】

・コンプレックスに関する表現の広告審査について(YAHOO!JAPAN)
https://promotionalads.yahoo.co.jp/support/announce/849438.html

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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