ニュース 2020.09.14 LINE、メルカリ、警視庁、中央大学が連携　LINE公式アカウント「CYBER POLICE」開設

警視庁からはサイバー関連犯罪の注意喚起や被害防止情報を、中央大学は大学生向けにサイバーセキュリティに関する諸情報を、メルカリはフリマアプリの安心・安全な利用方法を、そしてLINEはネット上でのコミュニケーショントラブルを防止するための啓発情報を配信する。

警視庁からのサイバー犯罪等の注意喚起はアカウントの友だちに一斉配信されるが、その他の情報はセグメント配信（絞り込み配信）機能を活用し、利用者が登録した分野の情報を受け取ることができるという。

近年サイバー関連犯罪等が増加し、特に最近では新型コロナウイルス関連したデマ情報を拡散したり、SNSを利用した個人への誹謗中傷など、ネット利用者の情報リテラシーが問われる時代になっている。

LINE等の4機関は2019年12月にサイバーセキュリティの中核を担う人材育成に関する産官学連携についての協定を締結しており、今回のアカウント開設はその一環だ。

LINEを通して啓発活動を行うことでターゲットである10代後半の若者が興味を持ち、サイバーセキュリティについて学ぶことへのきっかけとするのが目的。

4者は今後も産学官で連携し、サイバー犯罪やネット上のトラブル防止を啓発する取り組みを行うとしている。

【関連サイト】

・LINE、メルカリ、警視庁、中央大学が連携し、ネット上でのトラブル回避などの啓発を行うためのLINE公式アカウント「CYBER POLICE」を開設（LINE）
https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2020/3379

・LINEなど、サイバー犯罪啓発の公式アカウント（日本経済新聞）
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63057520W0A820C2X30000/

TEXT：セキュリティ通信 編集部
PHOTO：iStock