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Yahoo! Japanでシステム不具合

ニュース 2020.08.30 Yahoo! JAPAN IDの個人情報を別IDに上書きする不具合が発生

日本最大級のポータルサイト「Yahoo! JAPAN」を運営するヤフー株式会社は8月6日、Yahoo! JAPAN IDの登録情報システムに不具合が発生し、一部の住所、氏名、電話番号などのID登録情報が、他のID登録情報に誤って上書きされていたことを発表した。

この不具合によって他人の登録情報がみられてしまったり、誤って上書きされた他のIDユーザーが商品やサービスを購入した場合、他人に商品が届き本来の注文者に商品が届かなかった可能性がある。

Yahoo! JAPAN IDは、ヤフーが展開する「Yahoo! ショッピング」や「Yahoo! オークション」などのサービスに共通で利用されている。

不具合は7月29日〜8月4日にかけて発生し、氏名・住所・電話番号などのID登録情報を編集しようとしたユーザーの修正内容が、他ユーザーのアカウントに誤って上書きされた。ID登録情報が誤って上書きされた可能性のあるIDは最大38万7460件にのぼるとみられる。

メールアドレスやクレジットカード情報などは影響なし

システムの不具合によって誤って反映された個人情報は氏名・住所・電話番号・勤務先または学校名などで、メールアドレス、クレジットカード情報、金融機関の口座情報などへの影響はないという。

今回の対応としてはシステムを前のバージョンに戻して不具合の解消を行い、誤って登録された情報の削除も既に完了している。なお登録情報が上書きされた人には電子メールにて案内するとともにID登録情報の再入力を依頼しているとのこと。

ヤフーでは再発防止策として実際のアクセス規模などを想定した事前検証の強化および、問題の早期発見に向けたシステムの監視強化などを行なっていくとしている。

【関連リンク】

・Yahoo! JAPAN IDの登録情報システム不具合に関するお詫びと不具合解消に関するお知らせ(Yahoo! JAPAN)
https://about.yahoo.co.jp/pr/release/2020/08/06b/

・ヤフー 個人情報を別のIDに誤って上書き 最大約39万件(NHK)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200806/k10012555411000.html

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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