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7月のフィッシング被害件数

ニュース 2020.08.28 7月のフィッシング報告件数、1万6,000件超の高水準

フィッシングに関する情報の収集・提供等を行うフィッシング対策協議会は8月5日、7月のフィッシング被害状況について取りまとめて発表を行なった。

7月のフィッシング報告件数は1万6,767件となり、6月から44件減少したものの、前月に引き続き1万6,000件超の多い水準であった。

フィッシング報告件数の推移

フィッシング報告件数の推移(出展:フィッシング対策協議会)

加えて、7月のフィッシングサイトのURL件数(重複なし)は6月より55件増加し、過去最多の5,536件となった。

URLは文字列のランダムな独自ドメインに、正規サイトのドメイン名を足したURLが多く、スマートフォン等ではURLの一部しか表示されない場合も存在するため正規サイトと間違って認識してしまわないように注意が必要だ。

悪用されたブランドは前月に引き続きAmazonがトップ

フィッシングに悪用されたブランド件数(海外含む)は6月より6件減少した52件を記録。

前月と同様「Amazon」「LINE」「楽天」「Apple」の4ブランドが全体の約90%を占め、その他にはクレジットカードブランドや金融機関、量販店を騙るフィッシングの報告が目立った。

フィッシング以外ではサービスなどのアンケートを装い、スマートフォン等が当選したと騙して個人情報やクレジットカード情報が盗まれてしまうケースの報告が多く寄せられている。

フィッシング対策協議会では、ログインを促すようなメールやSMSを受信した場合はブックマークした正規のURLや正規のアプリからログインを行い、初めて利用するサイトでは特に「実在する組織の信用できるサイトか」「フィッシングや詐欺事例がないか」といった点を確認するよう注意を呼びかけている。

【関連リンク】

・2020/07 フィッシング報告状況(フィッシング対策協議会)
https://www.antiphishing.jp/report/monthly/202007.html

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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