ニュース 2020.08.20 子どものSNSトラブル、34%が「ネット上のいじめ」で最多
インターネットサービスプロバイダのニフティは7月28日、同社が運営するIT情報サイト「@niftyIT小ネタ帳」にて「子どものSNS利用に関するアンケート」の調査結果を発表した。
調査結果によると、子どもが実際に巻き込まれたトラブルで最も多かったのは「ネット上のいじめの加害者または被害者になった」とだったという。
同アンケートはニフティ株式会社が運営する子ども向けサイト「キッズ@nifty」が2020年7月6日〜7月12日にかけて実施したもの。ポイントサービス「ライフメディア」の会員を対象に、子どもたちのSNSの利用状況についてアンケートを行い2万2,276人から有効回答を得ている。
子どものSNS利用に関しては約半数の48%の子どもが利用していると回答。一方で「分からない」と答えた保護者は20.2%おり、約2割の保護者は子どものSNS利用状況を把握していないことが明らかとなった。
実際に子どもが利用しているSNSは「LINE」が85.9%と非常に高い利用率であり、その後は「Twitter」「Instagram」「Facebook」と続き、いずれも30%前後で似たような利用率であった。
SNSのトラブル対策は「情報モラル教育の実施」が必要と回答
子どもがSNSトラブルに「巻き込まれた」と回答したのは約5%。その内の34.3%を占め最も多かったのは「ネット上のいじめの加害者もしくは被害者になった」であり、次は28.3%で「詐欺メールや詐欺サイトに騙されそうになった、または騙された」が続く。
子どものSNS上のトラブルに対して必要な対策とは何かという質問には53.8%が「情報モラル教育の実施」と回答。
家庭内でスマートフォンの利用のルールを作り話し合ったり、保護者自身がSNSに関する知識を得ることが大切であると同時に、情報モラルについての正しい教育の必要性も感じられる結果となった。
【関連リンク】
・【調査結果】子を持つ親の約7割が子どものSNS利用について不安を感じており、実際のトラブルの34%は「ネット上のいじめ」(@niftyIT小ネタ帳)
https://koneta.nifty.com/koneta_detail/1141008008026_1.htm
TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock