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ガーミンのサービスがダウン

ニュース 2020.08.17 ガーミンのシステム障害、原因はランサムウェアによるサイバー攻撃

GPS機器やスマートウォッチ開発で知られる米国企業ガーミンは、現地時間の7月23日から同社の多くのサービスがダウンしていたことについて、ランサムウェアによるサイバー攻撃が原因であったことを正式に発表した。

システム障害はユーザの活動データを同期するクラウドプラットフォーム「Garmin Connect」を中心とし、「Garmin Golf」「Garmin Drive」など多岐にわたり発生。ランニングやワークアウトの記録ができなくなったり、一部サービスが停止した。

さらに同社内の電子メールシステムやカスタマーコールセンターも攻撃を受け、ガーミンの広報担当者からエラーメールが返送されたり、コールセンターの電話が繋がらなかったりする障害が発生した。

ランサムウェア攻撃とは使用しているシステムを強制的にロックしたり、ファイルを暗号化したりし、元の状態に戻すことと引き換えに身代金を要求してくる攻撃手法で近年深刻な感染被害が後を絶たない。

顧客データへの不正アクセス・窃取はなし

7月28日時点で、Garmin GolfやGarmin Driveなどは復旧。Garmin Connectも一部機能は復旧し、最新の状況についてはGarminのステータスページで確認することが可能だ。同ページには今回の障害に関するFAQページも公開されている。

ガーミンによると今回のサイバー攻撃では「Garmin Pay」の支払い情報を含む顧客データへの外部からの不正アクセスや紛失、窃取が起きた形跡は確認されていないという。

【関連リンク】

・Garmin Outage(GARMIN)
https://www.garmin.com/ja-JP/outage/

TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock

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